2009年 「天地人」主役の妻夫木 聡さんの言葉より
彼が俳優となったきっかけは、驚くことにゲームセンターに置いてあったオーディションマシーン。
バンド三昧の高校時代を過ごしていたある日、そのゲームマシンで遊び、
面白半分で受けたオーディションが妻夫木聡の人生を思わぬ転機となった。
TVドラマでデビューを果たすこととなった彼は、それまでの人生で何事も無難にこなしてきたタイプだったが、
このとき人生で初めての挫折を味わう。役者ぐらいすぐにできると安易な気持ちで臨んでいたようです。
「ところが、現場では緊張して何もできなかった。セリフもでてこないし、演技もできない。それでも最後まで適当にやり続けたんです。
こんなもんでいいだろうと。初めて試写室のスクリーンに映った自分の演じる姿を見たとき、笑いしかでてこなかった。
ほんと悔しくて”情けねぇな、オレは・・・こんなに自分は無力なのか”と思ったんです。
生まれて初めての挫折を味わった瞬間でした
そして一緒に見ていた人に「初めてだからしょうがないよ」
と言われたんです。そのひと言がなおさら僕に火をつけてとても悔しく感じたんです。
「しょうがないよって、何だよ・・・オレはこんなもんじゃねぇ」ってそこからもうガムシャラに何とかやってやろうという気持ちで、
とにかく本気でやり始めたんです。自分がやれることは、自分の知っている限りのことは、すべてやりましたね。」
そうしてさらなる転機を与えたのが映画「ウォーターボーイズ」でした。
この映画で日本アカデミー賞男優賞・新人俳優賞・ゴールデン・アロー賞映画新人賞を獲得しました。